[38315] コードギアス 追憶のエミリオ intermission 急転 |
- JIN - 2018年10月10日 (水) 17時15分
「いまなんとおっしゃいました。副議長!」
(説明したとおりだ! スモレンスク方面の連合軍の後退を支援するため、南部方面軍を北ユーラシア圏内に進出させてくれ!)
「しかし我が南部軍は!?」
(分かってる! しかしこのまま行けば他国軍と共に北部軍が崩壊する! そうなれば我がウクライナの防衛も危機に陥る! 北部軍が壊滅してからでは遅い!)
「了解しました。あくまで目的は牽制ですね?」
(そうだ! GCの注意をこちらに引き付ければ、後はこちらに後退してくれ! 内部に深く侵攻する事は無い!)
「は! 直ちに出撃します!」
響き渡るサイレンと喧騒。
「さあ。いよいよ。出番だぜ。チェルノボーグ!」
「おいおい。あまりその名を大きく言うなよ」
「分かってるさ。ユーリィ」
「アニキー! がんばれよー!!」
次々と出発する大型装甲車両に輸送機群。
『しかし結果的に、あくまで救援目的のはずだったウクライナ南部軍の北ユーラシア侵攻は、この戦いを「ヴォルガ戦争」と呼ぶに相応しいレベルに拡大する契機となってしまう。スモレンスク方面にGCの戦力が集中していた隙を付くかのように南部の諸都市の幾つかが蜂起を起こし、それを救援しないわけにはいかなくなってしまったのだ。それら南部蜂起については、巧みな住民煽動と内部工作があったとも言われ、後に「エリヌス」と呼ばれる者たちの最初の活動ではなかったかともされている』
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