[38311] コードギアス異聞 試練のライル FIRE−2 均衡 |
- JIN - 2018年10月09日 (火) 15時41分
「最近の大将、アレのサイクルが決まってきたらしいな」
「ああ。アリサちゃんたち四人が一日ずつで『奥様』が二日おきの二日」
「それで一日が休みか」
「まあそのくらいなら何かと煩い本国系の連中も面子が立ったと思うだろうが、流石に喧嘩屋の大将もその辺りを考えてくれるようになったってとこか」
「さあ。それはどうかな。あるいは大将。二日どころか毎日でもヤりたいくらいなんじゃないのか。少なくとも肉体的には」
「どういうことだ」
「決まってるじゃないか。あの頑丈な『奥様』なら、大将がいくら思い切りにやっても平気だからさ」
「なるほど。アリサちゃんたちではそうはいかないか」
「おまけにしっかり鍛えられてるからアソコの出来も違うだろうし、歴戦で染みついた血の匂いも、大将のケダモノの部分を存分に刺激するだろうし」
「そういえば他のコの時と違って『奥様』の時はまるで部屋の中から響くような音がしてくるともいうな」
「最初がシャワールームでの手籠めだったともいうしな」
「まあ。あれも『奥様』の巧みな挑発と誘惑だったんだろうが」
「まあ流石にあれ以来バツが悪くてか、昼間は思い切り無視ないし敬遠はしてるようだが」
「その分だけ夜は激しくなるってわけかな」
「まあ。アレの相性もさりながら、大将が『奥様』に遠慮なくぶつかるのは、やはり母君みたいな、ああいう年上タイプへの鬱憤やムシャクシャもあるんじゃないのか」
「確か大将の母君って、自分では大将を養育せず、乳母に投げっぱなしだったんだったか」
「それだけじゃない。自分では面倒を見ないくせに、大将が乳母に懐くと、嫉妬してすぐ交代させたらしい。それも何度も」
「ひでえ話だ。そんな人間がまともに育つか」
「まったくだ。大将があの程度で済んでるのがむしろ奇跡だ」
「とすると大将。あるいは『奧様』の胸に思い切り噛み付いたりしてんのかな」
「それとも思い切り揉み潰してるのか。まあ。あの『奥様』ならいくらやっても大丈夫だろうが」
「そう考えるとサラちゃんではやはり無理だったって事かな」
「『奥様』以外の相手では、むしろ大将が気遣う方だろうからな。肉体的にはむしろフラストレーションが溜まるだろうし」
「だから尚更に『奥様』が必要なわけか」
「ああ。その辺も考えてなら、まさに皇帝陛下は偉大だな」
「そりゃそうだ。なんせ百戦錬磨だぞ」
「いや。それを言ったら百八戦練磨だろう」
「表向きの分だけならな」
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